「永久保存版」頭痛の種類と対応方法〜厳選集

「頭が急に痛くなる」「この頭痛は放っておいて大丈夫なのかな?」頭痛による不安や、痛すぎることで仕事ができないなど深刻な問題があります。頭痛の種類を知ることが、症状緩和への第一歩となります。今回は頭痛の種類と対応方法を取り上げております。
先ずは、あなたの頭痛がどの様な症状かを書き出してみましょう。以下のチェック項目を参照にしてみて下さい。

いつから症状が出ているのか?
頭痛がいつ起きるか?(日内変化)
どうすると痛むのか?(再現性)
冷やすと?温めると?光や音?動かすと痛くなる?
痛む場所、痛み方、前兆はあったか?
頭痛以外の症状はあるか?(呂律が回らない、目が回るなど)
頭痛の種類
1片頭痛
2群発性頭痛
3緊張型頭痛
症状と原因

1片頭痛
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」です。 症状としてはズキズキとした拍動性の痛みを感じます。片側に現れることが多いですが両側から痛むこともあり、光や匂いに敏感になるのが特徴です。
脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を起こします。
数時間程度のこともあれば、三日間くらいと個人差があり、多い人は一週間に一度と、周期的な頭痛を繰り返すこともあります。
心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こることもあります。そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンと関連があるため、20〜40代の女性に起きやすい頭痛とも言われております。
2群発性頭痛
1年に1〜2回の周期で、1ヶ月くらいの間、ほぼ毎日決まった時間に、片方の目の奥が激しく痛むのが群発性頭痛です。20〜30代の男性に好発します。
睡眠中、特に明け方に目の奥をえぐる様な激しい痛みが襲いかかってくることが多く、1~2時間続くと、自然に治ります。痛みのある側の目が真っ赤に充血したり、涙がポロポロと出る、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの症状を伴うケースもあります。
群発頭痛の発生機序については、ホルモン説、体内時計の狂い、遺伝子説やなど、諸説ありますが、いまだ正確には解明されていません。
3緊張型頭痛
大半がこのタイプの頭痛と言われており、頭の横の筋肉(こめかみあたり)や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。 筋肉の緊張で血流が悪くなり、筋肉内に老廃物がたまることで、その周囲の神経が刺激され痛みます。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、パソコンの操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすいのです。また、筋肉の緊張ではなく、うつ病など心の病気が原因となる「緊張型頭痛」もあり、その際に「片頭痛」を併せ持つ人もいます。
吐き気や嘔吐などといった頭痛以外の症状は現れず、日常生活への支障も片頭痛ほどではありませんが、数時間で治まる場合や、頭痛が数ヶ月以上も続くなど、慢性化するケースもあるようです。
対応方法

1片頭痛
規則正しい生活を心がける
寝不足や寝過ぎをせず 、規則正しい食生活を心がけましょう。
チーズやワイン、薬などで片頭痛が起こる人はこれを避けましょう。
ストレス解消を心がけましょう
緊張型頭痛と同じく、ストレスは頭痛の大敵。趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。
起きてしまったら
痛む部分をアイスパックや氷で冷やしましょう
カフェインも効くのでコーヒーなどもおすすめです。(ただし、飲みすぎない様に)
2群発性頭痛
発作の原因となる行動を避けましょう(アルコールの飲用・入浴など)
発作が起きたら速やかに病院へ行きましょう
3緊張型頭痛
ストレス解消を心がけましょう
趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。
適度な運動を習慣にしましょう
無理せず続けられる運動をできれば毎日行いましょう。背筋や腹筋を鍛える筋トレや、肩や首の筋肉のストレッチをすることが効果的です。
筋肉を収縮させないように気を配りましょう
緊張が高まった筋肉をほぐしてあげることが大切です。湿布やぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、毎日の生活で蓄積しない様にしましょう。
危険!こんな頭痛は一刻も早く病院へ

症状
頭をバットで殴られた様な痛み。吐き気や嘔吐を伴う症状 → クモ膜下出血
頭全体、特に後頭部が強く痛み、うなじが硬くなって、体を動かすと痛みが増す。そして、38~39℃の熱がでるような症状。 → 髄膜炎
頭痛や吐き気にともなって手足がしびれて、感覚が鈍ったり、動かせなくなる。意識がぼんやりして、ろれつが回らないような症状。 → 脳出血
頭全体や一部分の重い感じや鈍痛が徐々に悪化していき、吐き気がないのに突然吐くような症状。 → 脳腫瘍
思い返すと1~2ヶ月前に頭を強く打った覚えがあり、頭痛のほかに手足の麻痺や尿失禁などがあるような症状。 → 慢性硬膜下血腫
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