タイプ別、人間関係良好術

2019年7月13日

  

 一緒に仕事をする時にやりやすい方もいれば、やりづらく感じる相手もいます。そこには様々な理由がありますが、なぜなのでしょうか?今回は以下に記するタイプ毎のコミュニケーションの取り方や、相手との関わり合い方を変える事で、人間関係を円滑にしていく記事になります。

 人はものごとに対する理解のプロセスや、得意な表現方法も違います。そのため、すべての人に一様なコミュニケーションを取れば、そこには緊張、抵抗、対立、不満、齟齬、ストレスといった問題が生じることになりかねません。

 頭の中ではその事を理解していても、人は気付かないうちに自分を基準としたコミュニケーションをとっているものです。人は、一人ひとり違うという事を念頭に置き、タイプ毎にコミュニケーションを分ける事ができると円滑な人間関係が構築されていきます。

タイプ分けとは?

 今回ご紹介する「タイプ分け」という考え方は、「人をもっとも特徴づけるのは、他者とのコミュニケーションである」という前提に立ち、臨床心理学、組織行動学などをベースにつくられたコミュニケーションの分類方法で、「感情表出」と「自己主張」という2つの軸で、コミュニケーションのタイプを次の4つに分ける考え方です。この2つの軸は、企業に勤める2万人(20歳以上)を対象に、対人関係やリーダーシップに関する調査を実施し、その結果から導き出されました。

コントローラー 行動的で自分が思ったとおりに物事を進めることを好む
プロモーター アイディアを大切にし、人と活気あることをするのを好む
サポーター 他人を援助することを好み、協力関係を好む
アナライザー 行動に際して多くの情報を集め、分析、計画を好む

1 自分のタイプを知る

 先ず、冒頭でも話ましたが、人は無意識のうちに自分のタイプを基準にコミュニケーションを図るため、相手に自分がして欲しい様に関わり合いがちです。

 自分のタイプを知り、自分では当たり前と思っていたことが、自分特有の考え方やアプローチだと気づくことで、「では相手はどうなのか?」と興味関心をもって向き合うことができるようになります。

タイプを見分けるポイント


コントローラー プロモーター サポーター アナライザー
武将だと 織田信長 豊臣秀吉 明智光秀 徳川家康
同じタイプが集まると 背もたれによりかかって話す。お互いがライバル とにかく自分の言いたいことだけを喋りまくる。賑やか 小声で話す。譲りあいながら話す。 考えをまとめる準備がいるため、最初は無言でいる事がある。
話す速さ 速い 速い ゆっくり ゆっくり
話の長さ 結論から単刀直入に話すので、短い 話があちこちに飛び、展開が速いので、長い 前置きが入る、すべてのことを話すので、長い 順を追って、ロジカルに話すので、長い
声の調子 断言口調 抑揚がある 穏やか、温かい 単調、冷静
表情 頼れそう 楽しそう 優しそう まじめそう
姿勢 腕組み、足組み、硬い 身振り手振り、くだけた感じ うなずき、相づち 直立不動、硬い
話の主題 仕事や課題について 人や人間関係について 人や人間関係について 仕事や課題について
スタンス 要点を話そうとする 人に影響をあたえるように話す 期待に応えるように話す 正確に話そうとする

*相手のタイプを知る際には診断ツールを受けて貰うのが確実ですが、実社会では難しいため、上記リストを参考に相手の行動パターンを観察し予想を行います。

*この4つのタイプに分けられますが、コントローラータイプだからといってアナライザータイプが全く表れないというわけではありません。その傾向が強いという事で、人はこの4タイプを潜在的に持ち合わせています。

2 タイプ別コミュニケーションポイント

次に各タイプ毎に、次のポイントを意識してみましょう。

 A コントローラー(織田信長タイプ)

このタイプは、「自分で決めたい・コントロールしたい」と考えるタイプです。

  • 何かについて知りたいときは、質問ではなく、「~について教えてほしい」と教えを請う表現をつかう
  • 提案するときには選択肢を複数示し、相手が判断(選択)できるようにする
  • 何かを任せるときは口出しをせず、全面的に任せる
  • 結論から単刀直入に話す

   B プロモーター(豊臣秀吉タイプ)

このタイプは、「自由にやりたい。他者に影響を与えたい。」と感じ行動するタイプです。

  • 話を聞くときは相づちをうつなどして明確に反応する
  • 質問は間口の広い質問をして自由に話をさせる
  • たくさんほめる(特に彼らの影響力をほめると効果的)
  • 彼らのオリジナルなアイデアに耳を傾ける

   C サポーター(明智光秀タイプ)

このタイプは、「合意したい。貢献したい」と感じて行動するタイプです。

  • 穏やかであたたかみのある対応を心がける
  • 些細なことに対してもねぎらいの言葉をかける
  • 話を聞くときは忙しくても手を休めしっかりと聞く
  • リクエストをするときはYESと言いがちなことを念頭に、無理がないかなど何回か確認をする

 D アナライザー(徳川家康タイプ)

こちらのタイプは非常に慎重で、「正確でありたい。失敗したくない。」というタイプです。

  • 質問をするときは具体的に答えやすい間口の狭い質問をする
  • 承認をするときには相手の専門性を認知するような具体的な承認の言葉を使う
  • 質問の返答はじっくりと待つ(彼らは正しい答えを出すために熟考してから答えます。)
  • アナライザーに何かを任せるときは次のことを明らかにしてから。彼らがそれをする意味、ゴールまでのステップ、リスクなど。

3 自分を良く知り、相手を理解する事

 自分がどの傾向にあり、無意識に相手に求めてしまっていることを理解することで、自分を客観的に見えてきます。そして、その上で相手が何を望んでおり、何に重きを置いているのかをわかることでスムーズなコミュニケーションが取れだします。

 実生活において、これらのことを全部把握することは困難だと思いますが、ふとした瞬間に、自分や相手がどんなタイプかを意識することで大きなストレスとなることを回避できることがあります。

 如何だったでしょうか?自分や相手を知ることで日々の人間関係がより良いものになれば幸いです。

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