仕事におけるストレスランキング[職種・原因別]

仕事にストレスはつきものです。人間関係や賃金問題。ストレスが溜まりすぎて何も手につかないといったこと、私はありました。
そして、誰しも一度は「こんな会社辞めてやる!!!」と思ったことはあるのではないでしょうか?
そして、「もっと他の仕事があるんじゃないのか?」や「あの仕事のが楽そう」
と思うことありますよね。
そこで今回はストレスが強い職種やストレスの原因を調べてみました。
仕事と一概に言いましても業種が違えばストレス内容も異なります。
また、性別によってもストレスと感じることが違のがわかりました。
もし、今転職で悩んでいる場合には何か参考に慣ればと思います。
仕事におけるストレスランキング[職種・原因別]

ストレスを感じやすい職種と感じにくい職種
ストレス・総合健康リスクが高い職種TOP3
<男性>
1位 生産工程従事者(工場での加工業務など)(高ストレス者21.2%、総合健康リスク116.2)
2位 介護サービス職業従事者(ヘルパー職など)(高ストレス者18.3%、総合健康リスク110.7)
3位 販売従事者(飲食・小売店等での販売職など)(高ストレス者18.6%、総合健康リスク104.9)
<女性>
1位 輸送・機械運転従事者(バス・タクシー運転手など)(高ストレス者18.6%、総合健康リスク106.3)
2位 生産工程従事者(高ストレス者13.7%、総合健康リスク107.4)
3位 運転・清掃・包装等従事者(倉庫作業員、配達員、清掃員など)(高ストレス者11.6%、総合健康リスク103.6)
ストレスに感じる職種は?
男女共に生産工程従事者がランクインしており、工場作業による「自覚的な身体
的負担度」が大きなストレス要因となっていることが明らかになってます。
また、女性については、輸送・機械運転従事者、運転・清掃・包装等従事者とい
った体を動かす必要のある職種で高ストレス者の割合・総合健康リスク共に高い数値が出ています。
一方、男性については、介護サービス職業従事者・販売従事者といったサービス系の職種となっており、
対象者と直接的なコミュニケーションをとる必要がある職種で高い数値が出ています。
男性と女性ではストレスと感じる要因が違うことがこの調査結果により伺えます。

ストレス・総合健康リスクが低い職種TOP3
<男性>
1位 医師(高ストレス者6.0%、総合健康リスク87.6)
2位 医療技術者(高ストレス者9.2%、総合健康リスク92.9)
3位 農林漁業従事者(高ストレス者12.0%、総合健康リスク92.8)
<女性>
1位 農林漁業従事者(高ストレス者5.0%、総合健康リスク90.5)
2位 医療技術者(高ストレス者9.8%、総合健康リスク87.8)
3位 保育士(高ストレス者6.8%、総合健康リスク92.7)
ストレスが低い職種は?
医師、医療職というのがランクインしました。この調査結果では、男女共に医療技術者や医師がストレスを感じているのが低いということが判明し意外性があります。人々の健康や命に関わる職業柄、大きなプレッシャーを感じていると思われますが、医療技術者・医師は、働きがいや自分の仕事に対する適性を感じているといった結果が出ており、これらが影響したのではないかと推測されます。
しかし、、、、、
看護師(女性)は高ストレス者の割合が高い傾向にあります。また、
厚生労働省の「平成28年度 過労死等の労災補償状況」によると、全業種の中で精神障害による労災請求件数・支給件数が2番目に多いのが「医療業」です(1位:社会保険・社会福祉・介護事業)。
これはどういったことでしょうか?
本人は仕事に対してやり甲斐を持っているためストレス値としては低い職種になっておりますが、
やり甲斐や責任感といったものから、ストレスを溜めに溜めてしまい、気づいた時には遅いといったこともあるのではないかと思われます。
実際に現場では休憩が取れない、夜遅い、残業が多いなどのことは良く聞きます。
男女共にランクインしている農林漁業従事者、そして女性第3位の保育士についても肉体労働が多く身体的・精神的疲労が大きいという印象がありますが、全体的なストレス度合いは低い結果となりました。
仕事でのストレスの原因
次にストレスの原因となっているものを見ていきましょう。
「仕事上でストレスを感じている原因」
男性
1位は「上司との関係」(46.3%)
2位は「仕事内容」(29.9%)
3位は「仕事量」(23.8%)。
女性
男性と同様で1位は「上司との関係」(42.9%)。
2位は「仕事内容」「給与・雇用形態」(いずれも27.6%)
3位は「同僚との関係」(24.4%)。
「上司・同僚・部下など社内の人間関係」が62.0%と最も高く、次点は「仕事内容」(51.1%)です。
年代別で差が見られたのは、「福利厚生の未整備または不十分さ」にストレスを感じている人の割合で、20代・30代が2割前後であるのに対し、40代・50代では1割以下という結果になりました。
福利厚生に関しては、特に若年層の方がストレスの要因になりやすいことが伺えました。
この調査結果からも伺えますが、年代によってストレスと思えている内容が異なることがポイントかと思われます。
「ポイントが違うために相手が理解できない」といったことが起きているのではないかと思われます。
そのため、上司との人間関係にトラブルが起こるのではないでしょうか?また、部下に対して伝わらないのではないでしょうか?
まとめ
如何だったでしょうか?男女共に「自覚的な身体的負担度」が大きなストレスになる場合が多く、男性は対象者と直接的なコミュニケーションをとる必要がある職種で、女性は体を動かす必要のある職種で高ストレス者の割合・総合健康リスク共に高い数値が出ています。
しかしそこにやり甲斐などがあった際にはストレス値が低下することがわかりました。
そして、ストレスの原因となることの多くが人間関係によるもので、特に男女と
もに上司との関係性が一番の原因となっております。
ストレスとして感じることは人それぞれですが、大半の人が人間関係に悩んでおります。
もし人間関係に悩んだ際には以下の記事も参考にしていただけたらと思います。
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